琉球銀行牧港支店「オアシスバンク」は、市民に開かれたコミュニティースペースとして、多様な交流を促し、新しい価値やビジネスを生み出せるよう「ひと」「地域」「社会」の発展につながる拠点として設計。
オアシス広場やデッキは「市民のサードプレイス」となる居心地のよい空間。銀行機能がコンビニ化する中、“それでも行きたくなる” 新しい銀行スタイルとして提案させていただきました。
暑さをしのぐ木陰の下、人々が涼風を感じて癒され、時には雨粒が落ちるのを楽しむ非日常は、一つの大屋根「木漏れ日ルーフ」によりもたらすことができました。
木漏れ日ルーフは、薄く、穴開きの自由度の高い県産の新素材HPC(ハイブリッドプレストレストコンクリート)を採用。鉄筋の代わりに炭素繊維を使ったHPCは、圧迫感のあるコンクリートのイメージを払拭し、多様なデザインを開拓できます。
木漏れ日ルーフが包み込むこの場所から、多様な交流が生まれ、情報が発信され、「ひと」「地域」「社会」の発展へつながっていくことを願って。新たな銀行理念に通じる建物になったと思います。