株式会社渡久山設計

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PROJECT BLOG プロジェクトブログ

官⺠連携「中城ひらやすこども園」

学校法人 中城ひらやすこども園は、人口増加に伴う教育・保育ニーズの高まりを受けて、村内2つの公⽴幼稚園を閉園し、官⺠連携の新たな枠組み整備された定員300 人のこども園です。

建設地は、新しい中城村役場の裏隣に位置し、多くの畑に取り囲まれた⻑閑な場所で地域周囲に開きながら、中庭を囲んだ“コ„の字型2 階建てとなっています。

 

■コンセプト:子ども達の自発的な動きや遊びを誘発する“わくわく„する園舎

子ども達には10 年、20 年後にも健やかな⼼⾝であって欲しい。その基礎をつくる時期に通う保育園には楽しみながら、いろんな経験を通して成⻑出来る環境が⼤切だと考えました。

回遊ブリッジ

ビオトープ

 

■成⻑に応じて活動の範囲を下から上へと広げ、
⾃らチャレンジすることで成⻑を感じ、⾃信がつく仕掛けづくり

中庭には、築山や土管トンネル、ビオトープ、らせん滑り台、⼤階段や築⼭階段等があり、こども達の好奇⼼を湧き⽴てます。1 階中庭

と2階回遊デッキを結ぶ⽴体的な遊び場は、成⻑に応じて⾏動範囲を下から上へと広げ、チャレンジする事で⾃らの成⻑を感じることが出来ます。

遊び場を⽴体的にすることで得られる、俯瞰の体験は他の⼦どもの動きや互いの距離感、物を捉える感覚を磨くことが出来きます。

築山と土管トンネル

 

「子ども達の“わくわく心„をくすぐる第2 の中庭」

吹き抜けのある1 階ホールには、滑り台やブランコ付の階段、人工芝で起伏をつけた芝山、大樹をモチーフとした「でん」や図書コーナー等を設置しました。登園した子ども達の「わくわく心」をくすぐる、もう1 つの中庭です。雨の日でも楽しく過ごせ、園舎には子ども達の笑い声が満ち溢れます。

俯瞰の体験

芝の山と大樹をモチーフとした「でん」

 

■子ども達の元気な笑顔があふれる窓は、地域の豊かな風景となる。

カラフルな箱が特徴的な2 階図書スペースは、地域に向けて⼤きく開放され、窓越しに⾒える⼦ども達の走り回る姿や溢れる笑顔は、地域の豊かな風景となります。また、地域の人や役場の人、通学中のお兄さん、お姉さん達が子ども達と手を振り合ったりすることは、地域交流、異世代交流につながると考えました。

窓越しに⾒える⼦ども達

2023年7月12日