株式会社渡久山設計

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PROJECT BLOG プロジェクトブログ

渡久山設計の目指す省エネ・ZEB

渡久山設計は、創業当初から「自然との共生」を意識したプランニングに努めています。

・自然の光や風を活かし熱の流入を抑制するなどの建築デザインにより省エネに貢献
・緑ゆたかで快適な屋外空間を創造し、心身の健康や人々の交流を促進
・ライフサイクルに通じた持続的な環境性能の向上など
「人と自然にやさしい環境づくり」を実現します。

さらに、2015年のパリ協定を機に世界中で「脱炭素社会」「CO2排出ゼロ」への取り組みが求められる中、早急なZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)の普及拡大、ニーズの高まりに対応するため、エネルギー消費量を最小まで削減し、創エネルギーで自給する建物の設計について研鑽してきました。

その上で心がけるのは、コスト面の課題をクリアできるよう設計すること。できるだけ汎用性の高い既存技術を用い、シンプルな設備設計とすることで建物の運用・管理コストを抑えます。特別で高額な設備を用いることなく省エネ設計・ZEBを実現します。

事務所ビル、ホテル、娯楽場、学校、病院、福祉施設、卸・小売業、飲食店といったこれからの建物には、省エネ性向上による光熱費等のランニングコスト削減、室内空間の質の向上による快適性・知的生産性の向上、BCP(事業継続計画)、非常時の活動継続などに対応できる機能が求められます。

私たちは、そうした省エネやZEBニーズに対応できる建築設計・設備設計・省エネ設計・コンサルティングの相談窓口を有し、一般へ向けて広くZEB実現への普及・貢献を目指すとともに、快適性と経済性をそなえた省エネビル・ZEBオフィスを実現します。

ZEB(ゼブ)とは?
Net Zero Energy Building (ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のこと。

建物の中では人が活動しているため、エネルギー消費量を完全にゼロにすることは難しいのですが、省エネによって使うエネルギーを減らし、創エネによって使う分のエネルギーをつくることで、エネルギー消費量を正味(ネット)でゼロにすることができます。

環境省ポータルサイトより http://www.env.go.jp/earth/zeb/about/index.html

 
■ZEB設計で叶える運用エネルギー「ゼロ」を目標に

渡久山設計本社ビルは2021年4月30日に建物省エネルギー性表示制度(BELS)でZEB Readyの認証を取得しました。太陽光発電などの創エネ無しで一次エネルギー消費量を52%削減しています。お客様に省エネの建物を提案する上で、自社の実績を証明し、省エネに対する思いと技術への信頼をお伝えし、自信をもって省エネ建物の提案・設計を行います。省エネ建物のご相談は、お気軽にお問い合わせください。

■省エネ建築物の実績(BEI 0.9以下相当)

公共施設:浦添市施設型共同墓

所在地:沖縄県浦添市/延べ面積:475.80㎡/用途:共同墓/竣工:2018年/一次エネルギー削減率:創エネ含まず 61%/創エネ含む 71%
・深い雨端により、窓及び外壁からの日射熱流入を軽減。
・温度センサーによる換気扇の省エネ運転。
・在室検知制御により不在時消灯制御。

 

福祉施設:米須こども園


所在地:沖縄県糸満市/延べ面積:892.23㎡/用途:保育園/竣工:2019年/一次エネルギー削減率:創エネ含まず 29%/創エネ含む 37%
・方角等を考慮した日射侵入の低減、日除け庇の構築など建物をパッシブ化。
・高効率空調設備、LED照明を採用し、快適性向上、ランニングコストを削減。
・一年を通じて暑い気候対策として屋根面への高断熱材と遮熱塗料を施工。
・太陽光発電の導入による全量自家消費とし、屋上設置により空調負荷を低減。

 

福祉施設:(仮称)内間保育園


現・すず風保育園/所在地:沖縄県浦添市/延べ面積:1,501.70㎡/用途:保育園/竣工:2019年/一次エネルギー削減率:創エネ含まず 32%/創エネ含む 38%
・非居室(階段)を西側に配置し吹き抜け部にソーラーチムニーを設置。
・全熱交換器、LED照明を導入し、建物性能を向上。
・屋根断熱にポリスチレンフォームを採用し断熱を強化。
・太陽光発電の導入による全量自家消費とし、屋上設置により空調負荷を低減。

 

福祉施設:めぐみの森保育園

所在地:沖縄県豊見城市/延べ面積:1,350㎡/用途:保育園/竣工:2015年/一次エネルギー削減率:創エネ含まず 42%/創エネ含む 49%

2021年1月20日