この度、沖縄県豊⾒城市字⻑堂に地域のニーズに応える高齢者福祉施設が完成しました。
【地域密着型特別養護⽼⼈ホーム グリーンハウス⻑堂】
グリーンハウス⻑堂は、地域密着型の理念を掲げ、⾼齢者の⽅々が住み慣れた地域での⽣活を継続することを目指しました。
メインアプローチ 隣接する地域から地域交流室（⼿前）の活動が⾒える
私たちの設計コンセプトは「景観にも人にも地域密着型」です。地域の景観や環境に配慮しつつ、高齢者の方々が住み慣れた地域での生活を継続できるよう、心を込めて取り組みました。
当施設では、法人のイメージカラーである緑、⾚、⻘の3 色を外観のルーバーや各階のユニット毎のインテリアカラーにも採用しました。それぞれのカラーには以下の効果があります。
緑色は安定感とリラックスを促し、筋肉の緊張をほぐす効果やGABA 生成による抗ストレス効果、血圧低下の効果があります。
赤色は温かみと活気を与え、警戒心や興奮を引き起こす効果があります。また、最⻑波⻑の⾚は交感神経を刺激し、体温・⾎圧・脈を上げる効果があります。
⻘⾊は落ち着きと清潔感を与え、⼼⾝の安定と質の⾼い睡眠を促進するセロトニン分泌による効果があります。セロトニンは「幸せホルモン」と呼 ばれています。
これらの要素のバランスが整っていることが重要であり、新施設において随所にそれぞれのカラーを採用しました。
【施設の概要】
1階には地域交流室や炭酸泉温浴の⾜湯、通所型短期⼊所施設とその共同⽣活室、1ユニットの特別養護⽼⼈ホームとその共同⽣活室が設けられ、地域の⽅々とのつながりを促進することを意識しました。
2階には2つのユニットがあり、それぞれに特別養護⽼⼈ホームと共同⽣活室が備えられています。
居住者同⼠が交流を深め、楽しい時間を過ごすことができる環境を提供しています。特別養護⽼⼈ホームでは、⾼齢者の⽅々が安⼼して暮らせるよう、快適な居住環境を重視しました。個々のプライバシーと共同⽣活の両⽴を図るため、各ユニットは充分なスペースと設備を備えています。
共同⽣活室では、居住者同⼠が交流し、⽀え合いながら充実した⽇々を過ごすことができます。
地域交流室
居室
私たちは、居住者の方々の快適さと安心感を最優先に考えながら、設計を⾏いました。
今後も地域の⽅々とのつながりを⼤切にしながら、⾼齢者の⽅々が幸せな暮らしを送ることができるよう配慮したいと思います。
※炭酸泉温浴の足湯について
温度は低めの38〜39℃で足浴。15〜30 分じっくり入る。
効果：高血圧や動脈硬化、皮膚疾患に効果があり、⾃律神経を整える。
誰でも気軽に利⽤できる⾜湯
